GCP(Google Cloud) Codex CLIでLet's EncryptのSSL証明書を取得してhttpsを設定する方法
前提条件
はじめに
今回は、GCP(Google Cloud)上で稼働しているCodex CLIに、
本語の指示だけで別のサーバーへSSHログインし、
Let's EncryptのSSL証明書を取得してhttpsを設定する手順を検証いたします。
動作環境
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 操作元サーバー | Debian 13(test-server) e2-micro (Codex CLIを動かすサーバー) |
| 対象サーバー | Debian 13(test-server2) e2-micro (SSL証明書を設定するサーバー) |
| リージョン | asia-northeast1-a(東京) |
ApacheとHTTP(80番)・HTTPS(443番)の設定
Apacheのインストールと80番・443番の開放が完了していることが前提です。
詳細は以下の記事をご参照ください。
DNSの設定
対象サーバーのパブリックIPをドメインのAレコードに登録します。
Let's Encryptの証明書取得にはDNSが正しく設定されている必要があります。
| レコード | 値 |
|---|---|
| ホスト名 | www.d1j.jp |
| タイプ | A |
| 値 | 対象サーバーの外部IP |
事前に下記の内容を参考にCodex CLIをインストールしてください。
対象サーバーも作成してください。以下の内容を参考にしてください。
certbot SSL証明書を取得 https設定をする
この画面が表示されて指示を入力できない場合は、viで下記の内容を追記しましょう。
(v0.160.0以降から表示されます。)
| コマンド | 説明 |
|---|---|
| $ codex | Codex CLIを実行いたします。 |
| $ vi ~/.codex/config.toml [projects."/home/d1juser/gcp"] trust_level = "trusted" | 下記の画面が表示された場合は、codexをCtrl+cで終了し、 viでconfig.tomlを追記いたします。 |

1. Codex CLIがインストールされている操作元サーバーで実行してください。
下記のコマンドを実施してください。(一般ユーザーで実施してください。)
| コマンド | 説明 |
|---|---|
| $ codex | 追記後、もう一度codexを起動してください。 |
| 「SSHでtest-server2にログインしてcertbotをインストールし、www.d1j.jpのSSL証明書を取得してhttpsの設定をしてください。certbot --apacheで自動設定をお願いします。」 と入力してください。 | Codex CLIに指示をいたします。 |

certbotのインストールからSSL証明書取得、HTTPS設定までを完了しました。

補足
| 補足 |
|---|
| digが操作元サーバーにインストールされていなかったことと、SSHのホスト鍵が未登録だったことで、途中でエラーが出ました。 Codex CLIは、digの代わりにgetentを使い、ssh-keyscanでホスト鍵を登録して、自動でやり直しています。 本番環境では、ホストのフィンガープリントを確認した上で接続することをおすすめいたします。 |
動作確認
2. ブラウザーでドメイン名を入力して確認いたしましょう。
「保護されていない通信」の警告が表示されず、httpsで正常にアクセスできれば完了です。
Apacheのデフォルトページ「Apache2 Debian Default Page」が表示されれば正常に動作しています。

3. 自動更新タイマーの設定はコマンドでも確認できます。
対象サーバーにSSHでログインし、下記のコマンドを実施してください。
| コマンド | 説明 |
|---|---|
| # systemctl is-enabled certbot.timer | 自動更新タイマーが有効になっているか確認いたします。 「enabled」と表示されれば問題ありません。 |

注意事項
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| DNS設定 | 証明書を取得する前に、Aレコードを正しく設定しておく必要があります。 |
| 80番・443番 | Let's Encryptの検証と、https接続の両方で必要です。 事前にVPCファイアウォールで開放してください。 |
| 有効期限 | Let's Encryptの証明書は90日間有効です。 自動更新タイマーで更新されますので、certbot.timerが 有効になっているか確認してください。 |
まとめ
・事前に、Apacheのインストール、DNS(Aレコード)の設定、VPCファイアウォールの
80番・443番の開放が必要。
・digが無い、SSHのホスト鍵が未登録、といったエラーが出ても、Codex CLIが
別のコマンドに切り替えて自動でやり直してくれる。
・HTTPからHTTPSへのリダイレクトと、自動更新タイマーの設定、設定後の確認まで実行してくれる。
・Debianの自動更新タイマーはcertbot.timer。
以上で「GCP(Google Cloud) Codex CLIでLet's EncryptのSSL証明書を取得してhttpsを設定する方法」を完了いたします。

