IDCFクラウド Antigravity CLIでApacheをインストールする方法
前提条件
はじめに
本記事では、Antigravity CLIを使って日本語の指示だけで
IDCFクラウドのRocky LinuxにApacheをインストールし、
Webサーバーとして稼働させる手順を実機検証を交えて解説します。
動作環境
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 操作元サーバー | Rocky Linux9.6(test-server) light.S1 (Antigravity CLIを動かすサーバー) |
| 対象サーバー | Rocky Linux9.6(test-server2) light.S1 (Antigravity CLIが作成するサーバー) |
| リージョン | pascal(東日本リージョン1) |
事前準備:ファイアウォール・ポートフォワードの設定
IDCFクラウドはグローバルIPが共有型のため、80番ポートの開放には
ファイアウォールとポートフォワードの手動設定が必要です。
設定方法は以下の記事をご参照ください。
事前準備:秘密鍵の転送
SSH経由でtest-server2にApacheをインストールするため、
操作元サーバーに秘密鍵を転送する必要があります。
ローカルPC(PowerShell)から以下のコマンドで実施いたします。
rootユーザーでSCP転送し、後でd1juserに所有権を変更します。
| コマンド | 説明 |
|---|---|
| scp -i idcf-d1j-1 idcf-d1j-1 root@操作元サーバーのIP:/home/d1juser/idcf | SSHキー(秘密鍵)をSCPで操作元サーバーにコピーいたします。 |
| # chown d1juser:d1juser /home/d1juser/idcf/idcf-d1j-1 | rootユーザーからユーザー権限に変更いたします。 |
| # chmod 400 /home/d1juser/idcf/idcf-d1j-1 | 秘密鍵のパーミッションを変更いたします。 |
事前に下記の内容を参考にAntigravity CLIをインストールしてください。
対象サーバーも作成してください。以下の内容を参考にしてください。
GEMINI.md 追加
対象サーバーのSSH秘密鍵パスを事前にGEMINI.mdに定義しておきます。
1. 下記のコマンドを実施してください。(一般ユーザーで実施してください。)
| コマンド | 説明 |
|---|---|
| $ cd idcf $ vi GEMINI.md - 対象サーバーSSH秘密鍵: /home/d1juser/idcf/idcf-d1j-1 - 対象サーバーSSHユーザー: root ## Apacheインストール時の注意事項 - Apacheインストール後にfirewalldを停止すること - systemctl disable firewalld - systemctl stop firewalld ## 対象外の作業 - ファイアウォール・ポートフォワードの設定は管理画面で手動設定済みのため、Antigravity CLIは操作・確認しないこと | viでGEMINI.mdを編集いたします。 |
Apacheをインストールする
2. Antigravity CLIがインストールされている操作元サーバーで実行してください。
下記のコマンドを実施してください。(一般ユーザーで実施してください。)
| コマンド | 説明 |
|---|---|
| $ agy | Antigravity CLIを実行いたします。 |
| 「SSHでtest-server2にログインしてApacheをインストールし、自動起動を有効にして起動してください。」 と入力してください。 | Antigravity CLIに指示をいたします。 |

Antigravity CLIが対象サーバー(test-server2)にSSHでログインし、
Apacheのインストールから起動までを完了しました。
・firewalld設定:停止・無効化
・Apacheインストール:追加・有効化
・自動起動設定:有効化済み(enabled)
・サービスステータス:稼働中(active running)
・HTTP疎通確認:正常

動作確認
3. ブラウザーでIPアドレスで入力して確認しましょう。
Apacheのデフォルトページ「HTTP Server Test Page」が表示されれば正常に動作しています。

4. 自動起動の設定はコマンドで確認できます。
対象サーバーにSSHでログインし、下記のコマンドを実施してください。
| コマンド | 説明 |
|---|---|
| # systemctl is-enabled httpd | 自動起動が有効になっているか確認いたします。 「enabled」と表示されれば問題ありません。 |

注意事項
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| ファイアウォール・ポートフォワード | 管理画面での手動設定が必要です。 80番・443番ポートの開放とポートフォワードを設定してください。 |
| firewalld | IDCFのRocky Linuxはfirewalldが有効なままだとApache導入後も 外部から接続できません。GEMINI.mdに事前設定を記載しておくことで、 Antigravity CLIが自動で停止・無効化してくれます。 |
| SSH秘密鍵 | 事前準備で操作元サーバーに転送し、chmod 400でパーミッションを設定しておく必要があります。 |
まとめ
・事前に秘密鍵を操作元サーバーに転送し、GEMINI.mdにパスを定義しておくと指示がシンプルになる。
・日本語の指示だけでApacheのインストール・起動・自動起動設定が完了できる。
・ファイアウォール・ポートフォワードの80番ポート開放は管理画面での手動設定が必要。
以上で「IDCFクラウド Antigravity CLIでApacheをインストールする方法」を完了いたします。

