IDCFクラウド Codex CLI Rocky Linux インストール方法(その1)
前提条件
はじめに
本記事では、IDCFクラウドのRocky Linux 9.8に
Codex CLIをインストールする手順を実機検証を交えて解説します。
Codex CLIとは
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| コマンド名 | codex |
| 開発言語 | Node.js |
| モデル | gpt-5.6-luna(軽量・安価) |
| 認証 | ChatGPTアカウント(無料アカウントでも利用可能) |
事前登録
ChatGPTアカウントを作成する必要がございます。
(Codex CLIの認証に使用します。無料アカウントでも利用可能です。)
今回は無料で検証を実施いたします。
動作環境
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 操作元サーバー | Rocky Linux 9.8 / light.S1(1vCPU・1GB) |
| リージョン | pascal(東日本リージョン1) リージョンはお好きな場所を選択してください。 |
事前にサーバーを作成してください。作成は以下の内容をご参考にしてください。
一般ユーザー 作成
1. Codex CLIを利用するため、一般ユーザーを作成いたします。
OSユーザーの追加をいたします。
対象サーバーにログインいたします。下記のコマンドを実施してください。
| コマンド | 説明 |
|---|---|
| $ sudo -i | rootユーザーに昇格いたします。 (rootユーザーでログインした場合は必要ありません。) |
| # groupadd -g 5001 d1juser | グループを作成いたします。 今回はグループ名は「d1juser」になっております。 |
| # useradd -u 5001 -g 5001 d1juser | ユーザーを作成いたします。 今回はユーザー名は「d1juser」になっております。 |
| # echo "d1juser ALL=(ALL) NOPASSWD: ALL" > /etc/sudoers.d/d1juser | sudoの権限を付与いたします。 |
| # su - d1juser | suコマンドでユーザーに切り替えます。 |
| $ ssh-keygen -t ed25519 | SSHキー(秘密鍵)を作成いたします。 パスワードは入力しなくて大丈夫です。 そのままエンターしてください。 |
| $ cat .ssh/id_ed25519.pub > .ssh/authorized_keys | SSHログイン用のauthorized_keysを作成いたします。 SSHキー(公開鍵)でauthorized_keysを作成いたします。 |
| $ cat .ssh/id_ed25519 | 作成したSSHキー(秘密鍵)をcatコマンドで参照いたします。 こちらをWindowsからログインする際に使いキーにコピペしてください。 |

スワップ 作成
2. Codex CLIインストールした際にエラーがでないようにswapを作成いたします。
下記のコマンドを実施してください。
| コマンド | 説明 |
|---|---|
| $ sudo -i | rootユーザーに昇格いたします。 (rootユーザーでログインした場合は必要ありません。) |
| # dd if=/dev/zero of=/swapfile count=2048 bs=1MiB | 2GBのスワップファイルを作成いたします。 |
| # chmod 600 /swapfile | パーミッション変更いたします。 |
| # mkswap /swapfile | スワップ領域の初期化をいたします。 |
| # swapon /swapfile | スワップ領域を有効いたします。 |
| # echo '/swapfile none swap sw 0 0' | tee -a /etc/fstab | サーバー再起動時に実行されるようにいたします。 |
| # swapon --show | スワップが適用されているか確認いたします。 |

Ruby インストール
3. Rubyをインストールいたします。
下記のコマンドを実施してください。
| コマンド | 説明 |
|---|---|
| $ sudo -i | rootユーザーに昇格いたします。 (rootユーザーでログインした場合は必要ありません。) |
| # dnf module install -y ruby:3.1 | idcfcloud-cliの動作にはRuby 3.1以上が必要なため、 dnf moduleコマンドでRuby 3.1をインストールします。 |
| # dnf install -y ruby-devel gcc make | ruby-devel gcc makeインストールいたします。 |
| # ruby --version | rubyバージョン確認いたします。 |

idcfcloud インストール
4. idcfcloudをインストールいたします。(一般ユーザーで実施してください。)
下記のコマンドを実施してください。
| コマンド | 説明 |
|---|---|
| $ sudo -i | rootユーザーに昇格いたします。 (rootユーザーでログインした場合は必要ありません。) |
| # su - d1juser | 一般ユーザーに変更いたします。 |
| $ gem install idcfcloud --user-install | 一般ユーザーでインストールいたします。 |
| $ which idcfcloud $ idcfcloud version | 場所を確認いたします。 ~/bin/idcfcloudであれば問題ありません。 |

API 取得
5. 管理画面の「API」をクリックする。

「API Key」「Secret Key」をコピーしてください。

idcfcloud 設定 動作確認
6. idcfcloudにて設定をいたします。
下記のコマンドを実施してください。(一般ユーザーで実施してください。)
| コマンド | 説明 |
|---|---|
| $ idcfcloud init global[default]:api_key[NONE] global[default]:secret_key[NONE] global[default]:region(jp-east/jp-east-2/jp-east-3/jp-west)[NONE] jp-east global[default]:output_log(Y/n)[Y] global[default]:log_path[~/.idcfcloud/log] Do you want to edit the startup script?(y/N) [/home/d1juser/.bash_profile] from this [y/N] | API Key、Secret Keyをコピペしてください。 リージョンを選んでください。 from this [y/N]が繰り返し表示されたらyを入力して エンターキーを押してください。 |
| $ source /home/d1juser/.local/share/gem/ruby/gems/idcfcloud-1.1.8/output/complement.bash | メッセージをコピペしてコマンドを実行してください。 ユーザーによってコマンド内容が違います。 |
| $ idcfcloud compute listVirtualMachines -o table -f name,state,zonename,serviceofferingname | idcfcloudを実行いたします。 現在、動作中のサーバーが表示されると思います。 |

Codex CLI インストール
7. 対象サーバーにSSHでログインいたします。
| コマンド(PowerShellで接続例) | 説明 |
|---|---|
| ssh -i idcf-d1j-1 -L 1455:localhost:1455 -l root パブリックIP | Codex CLIの起動・認証にはローカルホストへの コールバックが必要なため、ポートフォワード付きで 接続する必要があります。 (IDCFの場合はポートフォワードしたIPアドレスになります。) |
8. 事前にCodex CLIの設定をviファイルで作成いたします。
下記のコマンドを実施してください。(一般ユーザーで実施してください。)
| コマンド | 説明 |
|---|---|
| $ mkdir -p ~/.codex $ vi ~/.codex/config.toml sandbox_mode = "danger-full-access" model = "gpt-5.6-luna" model_reasoning_effort = "medium" [projects."/home/d1juser"] trust_level = "trusted" | デフォルトのサンドボックスではCLI認証が ブロックされるため、`danger-full-access` (サンドボックス無効化)に設定 軽量・安価な `gpt-5.6-luna` を採用 推論の強度。今回は `medium` を設定 対象ディレクトリを信頼済みとして扱う設定 |
9. インストールいたします。下記のコマンドを実施してください。
(sudo権限のある一般ユーザーで実施してください。)
| コマンド | 説明 |
|---|---|
| $ sudo dnf module reset -y nodejs $ sudo dnf module enable -y nodejs:22 $ sudo dnf module install -y nodejs:22 | nodejsをインストールいたします。 |
| $ node -v | インストール後、バージョン情報を実行いたします。 |
| $ sudo dnf install -y bubblewrap | bubblewrapをインストールいたします。 起動時の警告を避けるためインストールしておきます。 |
| $ sudo npm install -g @openai/codex | Codex CLIをインストールいたします。 |
| $ codex --version | インストール後、バージョン情報を実行いたします。 |
| $ codex | Codex CLIを実行いたします。 |
10. 「Sign in with ChatGPT」を選択してエンターを押してください。

11. ブラウザーにURLを貼り付けてください。

12. ChatGPTアカウントでログインをクリックすると完了いたします。

13. エンターを押してください。

14. Codex CLIが起動いたしました。

15. Codex CLIのテストを実施したいと思います。
「idcfcloudを使ってサーバー一覧を表示してください。」を入力してみましょう。

16. 現在のサーバーが表示されていれば問題ありません。
テストは完了いたしました。

検証メモ
| 検証メモ |
|---|
| Codex CLIは最初に内部のプラグイン管理機能でIDCFクラウド専用の接続プラグインを検索しますが、 専用プラグインは存在しないため、その後シェル上でidcfcloudコマンドの有無を確認し、 --helpでコマンド仕様(--regionオプションが必須であることなど)を調べてから実行するという流れが見られました。 IDCFクラウドは「リージョン(jp-east等)」と「ゾーン(pascal等)」が別概念になっている点も、 これによって正しく扱えていました。 |
まとめ
・idcfcloud CLIはRuby製のため、Node.jsとは別にRuby 3.1のインストールが必要(どちらも`dnf module`で導入)。
・IDCFクラウドは「リージョン」と「ゾーン」が別概念であり、コマンド実行時に「--region」の指定が必須。
・専用の接続プラグインがなくても、Codex CLIはidcfcloudコマンドを自力で発見し、ヘルプを参照しながら正しく実行できる。
・「idcfcloudを使ってサーバー一覧を表示してください。」でIDCFクラウドの動作確認ができる。
以上で「IDCFクラウド Codex CLI Rocky Linux インストール方法(その1)」を完了いたします。

