さくらのクラウド Codex CLI Rocky Linux サーバー作成方法(その2)
前提条件
はじめに
前回「その1」では、さくらのクラウドのRocky Linux 9.8にCodex CLIを
インストールし、動作確認を行うところまでを解説しました。
本記事「その2」では、Codex CLIに日本語の指示を出すだけで、さくらのクラウドに
新しいサーバーを作成する手順を実機検証を交えて解説します。
動作環境
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 操作元サーバー | Rocky Linux 9.8(cloudimg) / 1コア・1GB (Codex CLIを動かすサーバー) |
| 対象サーバー | Rocky Linux 9.8 64bit / 1コア・1GB (Codex CLIが作成するサーバー) |
| リージョン/ゾーン | tk1a(東京第1) リージョンはお好きな場所を選択してください。 |
さくらのクラウド独自の注意事項
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| OSの選択 | Rocky Linux(cloudimg)はSSH鍵注入が失敗するため使用不可。 構築先には必ず64bit版を指定すること。 |
| ディスクサイズ | 必ず指定が必要。(デフォルト0GBだとエラーになる。) |
| SSHログインユーザー | 64bit版はroot、cloudimg版はrockyになる。 (今回の対象は64bit版のためroot。) |
事前に操作元サーバーを作成してください。作成は以下の内容をご参考にしてください。
日本語ロケール インストール
1. 対象のサーバーへログインしてください。
操作元サーバーにRocky Linux 9.8はデフォルトで日本語ロケールが入っていないため、
インストールいたします。下記のコマンドを実施してください。
| コマンド | 説明 |
|---|---|
| $ sudo -i | rootユーザーに昇格いたします。 |
| # dnf install -y glibc-langpack-ja | glibc-langpack-jaをインストールいたします、 |
AGENTS.md 準備
2. 下記のコマンドを実施してください。(一般ユーザーで実施してください。)
| コマンド | 説明 |
|---|---|
| $ mkdir -p /home/rocky/sakura $ cd /home/rocky/sakura | さくらディレクトリを作成して移動いたします。 |
| $ vi AGENTS.md # さくらのクラウド環境設定 ##デフォルト設定 - クラウド: さくらのクラウド - ゾーン: tk1a(東京第1) - サーバープラン: 1コア・1GB - OS: Rocky Linux 9.8 64bit(cloudimgは使用不可) - 公開鍵: d1j - ディスク: SSD 20GB - ネットワーク: 共有セグメント(--network-interface-upstream shared) - パケットフィルタ: なし - サーバー名: test-server2 - CLIコマンド: usacloud ##注意事項 CLIコマンドはusacloud - 公開鍵はプロジェクトのd1jを使用 - ディスクサイズは必ず指定すること - cloudimg版はSSH鍵注入が失敗するため使用不可 - ネットワークは必ず--network-interface-upstream sharedを指定すること | viでAGENTS.mdを作成いたします。 APIキーは管理画面から作成してください。 ※ネットワーク: 共有セグメントはかならず追加してください。 AI側が忘れて作らない場合もあります。 |
Codex CLI 実行
3. 下記のコマンドを実施してください。(一般ユーザーで実施してください。)
| コマンド | 説明 |
|---|---|
| $ codex | AGENTS.mdを配置したディレクトリでCodex CLIを起動します。 |
| 「usacloudを使ってサーバーを作成してください。」 と入力してください。 | Codex CLIに指示をいたします。 ※貼り付けは「Shift + Insert」を使用してください。 |
Yesを選んでエンターを押してください。


サーバーの作成が完成いたしました。

サーバーへログイン
4. Codex CLIが作成したサーバーにSSHでログインいたします。
今回はPowerShellでSSHログインを確認いたしました。

まとめ
・「usacloudを使ってサーバーを作成してください。」の一言で作成できる。
・cloudimg版はSSH鍵注入が失敗するため、AGENTS.mdで必ず64bit版を指定する必要がある。
・64bit版はrootユーザーでログインする。
・ディスクサイズ・ネットワーク(共有セグメント)は明示的に指定しないとエラーや作成漏れが起きる。
・Codex CLIは未知のコマンド体系に対して、エラーから自己修正しながら実行を続ける挙動が見られた。
以上で「さくらのクラウド Codex CLI Rocky Linux サーバー作成方法(その2)」を完了いたします。

